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「そろばん=計算道具」だと思っていませんか?
実はそろばんには、数字を珠の配置として視覚的に処理することで右脳を大いに刺激し、記憶力・集中力・想像力を高める力があります。
本記事では、最新の脳科学研究に基づき、そろばんがどのように右脳を活性化し、子どもの能力開発に貢献するのかを詳しく解説。さらに、そろばん習熟者に見られる脳の構造や機能の変化、AI時代における右脳活用の重要性まで解説します。
人間の脳は、主に左脳と右脳で機能が分かれています。
学校教育ではどうしても左脳的な学びが中心になりがちです。そのため、「論理は得意だけど、イメージが苦手」「記憶力や集中力が続かない」といった状態に陥りやすくなります。
しかし、そろばんの珠算式暗算(イメージ珠算)は、頭の中にそろばんを浮かべながら計算を行うため、右脳を積極的に活性化できる貴重な学習方法なのです。
近年、そろばんによる右脳活性化が注目される理由のひとつに、MRIなどの脳科学の進展があります。
例えば、京都大学大学院教育学研究科の川合伸幸教授らの研究では、「珠算熟練者の暗算時には、右脳の視覚領域が活発に働いている」ということが明らかにされました(※参考:The Journal of Neuroscience, 2007)。
珠算式暗算を行っているとき、珠のイメージを空間上に再現する必要があります。これは左脳だけではなく、右脳の「視空間認識能力」や「イメージ処理能力」が不可欠なのです。
つまり、そろばん学習は脳を“視覚的に使って計算する”ため、自然と右脳をフル活用することになるというわけです。
一般的な筆算や計算ドリルは「左脳」主導の処理です。
これに対して、そろばん学習では、まず物理的なそろばんを用いて計算を練習し、やがて「見なくても珠が頭に浮かぶ」ようになります。これが珠算式暗算であり、実際には珠そのものが存在しなくても、頭の中で動かして答えを出せるのです。
このプロセスでは、
とくに、フラッシュ暗算などで数秒のうちに3桁、4桁の計算を行う能力は、左脳では処理が追いつかないほどのスピードです。これこそが、右脳の潜在能力を最大限に引き出す方法なのです。
右脳は、直感やイメージ、ひらめき、空間認識といった“感覚的な力”をつかさどる領域です。
多くの学校教育が左脳(言語や論理)を中心に構成されている中、右脳に意識的な刺激を与えることで、バランスの取れた脳の発達が期待できます。
特にそろばん学習では、「珠を思い浮かべて計算する」珠算式暗算によって、右脳をフル活用することができるのが大きな特徴です。では実際に、右脳を鍛えると私たちの生活にどのような変化があるのでしょうか?
ここでは、代表的な4つの効果を具体的にご紹介します。
右脳が最も得意とするのが「イメージ記憶」、つまり目で見た情報を映像として覚える力です。
そろばん学習では、頭の中にそろばんの珠を描いて計算する「珠算式暗算」を身につける過程で、自然と視覚的な記憶力が鍛えられていきます。
たとえば、数字の並びや珠の配置を瞬時に頭に浮かべる力は、まさに右脳の視覚野が活性化している証拠。これは暗算だけにとどまらず、地図や漢字、図表などを覚える際にも大きなアドバンテージになります。
また、イメージで覚える習慣がつくと、学習効率そのものが向上します。特に小学生〜中学生の段階でこの力を身につけておくことで、記憶力を問われる受験科目全体に良い影響をもたらします。
論理的に「考えてから判断する」左脳に対し、右脳は「瞬時に感じ取る・ひらめく」力に優れています。
そろばんにおいて、フラッシュ暗算のような高速計算を行うとき、計算結果を論理的に追いかけるのではなく、頭の中に浮かぶ珠の動きを直感的に捉えて答えを導きます。まさに“思考を飛び越える”処理方法であり、この直感的なスピードこそが右脳の働きによるものです。
こうした右脳的な判断力は、実は日常のさまざまな場面で活きてきます。
たとえば、スポーツの瞬間的な判断、アートや音楽の創作活動、ビジネスの即断即決など、幅広いシーンで武器になります。AIでは再現が難しい“人間らしい判断力”を育てる上でも、右脳の活性化は非常に有効なのです。
そろばん学習を通じて珠の動きを想像することは、頭の中で立体的な物体を操作するトレーニングと同じです。これは「空間認識力」や「図形処理能力」を自然と高める効果があります。
右脳が活性化すると、平面や立体の形を把握したり、ものの位置関係を理解する力が向上します。これは図形問題が出題される算数や数学はもちろん、地理や物理、美術・建築・デザイン分野でも重要な能力です。CADや設計ソフトを使うエンジニア職などでも、この力は実務に直結します。
また、珠を“頭の中で動かす”そろばんの特性は、脳内の3D空間を使う感覚に近く、VRやメタバースといったテクノロジー分野との親和性も高いとされています。
そろばん学習には、正確な手の操作・視覚情報の処理・記憶・判断といった複数の脳機能を同時に使う複合的な負荷がかかります。
こうした「複数タスクの処理」を繰り返すことで、集中力が磨かれ、脳の処理持久力も養われていきます。
とくにフラッシュ暗算のように、短時間で大量の数字を扱う場面では、集中力の“瞬発力”が試されます。この瞬発力を高めていくことが、他の学習や受験、さらには日常の作業やスポーツにも役立つのです。
また、集中する癖がつくと、「机に向かう習慣」や「自分のペースで学び続ける力」も育まれていきます。これは学力向上だけでなく、自己管理力の向上にもつながる大切な非認知能力のひとつです。
右脳は特に6歳までに著しく成長すると言われますが、10代前半までは活性化の余地が大きく、年齢が若いほど吸収力が高いことがわかっています。
➤ そろばん学習は何歳から始めるのが良い?効果と注意点を解説
ただし、大人になってからでも効果が期待できるのがそろばんの魅力です。とくに高齢者にとっては、認知症予防の一環として注目されており、実際に「高齢者向けそろばん教室」も全国で増えています。
現代ではタブレットや計算機など、便利なデジタルツールが豊富にあります。ですが、それに頼りきると、子どもの「考える力」が育ちにくくなってしまうという指摘もあります。
そろばんは「自分の頭で考え、自分の手で動かし、正確に答えを出す」というプロセスが必要不可欠です。このプロセスこそが、脳を深く刺激し、右脳だけでなく“総合的な脳力”を高めてくれるのです。
また、そろばんには“ルールがあるけれど自由度もある”という絶妙なバランスがあります。このことが、創造性と規律性を同時に育むという点でも非常に優れた教材とされています。
日本の珠算教育は、世界的に見ても非常にレベルが高く、「Japanese Abacus」として海外でも注目されています。
アメリカやヨーロッパ、東南アジアでも、そろばんを導入する学校が増えており、右脳開発教育の手段としてそろばんが再評価されているのです。
これは、日本のそろばん学習法が「視覚・聴覚・触覚の統合的な脳トレーニング」として科学的に優れているからこそ。とくに珠算式暗算は、インド式計算やマインドマップなどと並び、右脳開発型教育の代表格として国際的にも位置づけられています。
フラッシュ暗算(Flash Anzan)は、スクリーンに流れる複数の数字を短時間で頭の中のそろばんで合算する競技です。ガーディアン紙でも紹介されているように、15個の3桁数字を約1.7秒で処理できるトップ選手が存在し、これは「驚異的な右脳の処理速度」を示しています。
この脳が取り組むタスクは「ビジュアルイメージで珠を操作し記憶する」という右脳に強く依存した作業であり、視覚的・空間的認識、短期記憶、高速処理を統合的に鍛えるものです。つまり、ほんの数秒で複雑なイメージを扱える右脳の動きには絶大な刺激が与えられます。
AIが進化する時代において、人間に求められるのは「デジタル知能では代替できない力」です。そのひとつが、直感やクリエイティブ思考、イメージ力など、右脳主導の能力です。
そろばん訓練により育まれる「フラッシュ暗算」「イメージ記憶」「直感的判断」は、まさにAIに代替されにくい人間固有の能力。インドネシアの研究でも、AI依存が進む中、両脳の活性をうながすそろばん教育が注目されていると報告されています 。
このような右脳型能力は、企画·デザイン·意思決定·問題解決などの分野で今後さらに価値が高まっていくと予測されています。
「そろばんは教室に通わないと学べない」と思っていませんか?今は、インターネットを使って自宅でもしっかりと右脳を鍛える時代です。
『ネットdeそろばん』では、珠の動かし方からイメージ暗算まで、講師が画面越しに丁寧に指導。まるで目の前にそろばん先生がいるかのような学習体験が、自宅で手軽に受けられます。
フラッシュ暗算やイメージトレーニングを通して、記憶力・集中力・直感力といった“右脳力”を自然に伸ばすことができるのが特徴です。
お子さまの教育にそろばんを取り入れたい方も、大人になって脳のトレーニングを始めたい方も、まずは無料で体験してみませんか?
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